沖縄感染症研究成果活用促進事業コーディネート委託業務
事業概要
○ 平成 30 年度から実施している県からの受託事業である。
○ 「沖縄感染症研究成果活用促進事業補助金」を活用する補助事業者2者に対し研究開発を効果的・効率的に推進し、研究成果を臨床応用や産業利用等事業化に向けてコーディネート、ハンズオン支援を行っている。
令和2年度の事業実施状況
補助事業者等の事業領域に関する国内外の市場性について調査及び情報提供
事業化の推進を図るため、補助事業者の経営状況や資金ニーズ等に応じて、国内外のファンドや行政機関等とのネットワーク構築等の支援の実施
販路開拓に向けた個別商談会等における国内外企業等とのマッチング支援
沖縄県外で研究開発及び事業展開を見込む補助事業者等に対し、誘致を促進するための県内研究環境や活用できる制度等についての情報提供
- 研究開発の事業化推進及びマネジメント
販路開拓・商談及び新規契約サポート、イベントを通じた情報発信、資金調 達計画の策定・実施、PMDA申請、体外診断用医薬品の製造・販売に関する許認可、人材募集、研究室の増大に関する情報収集など、研究開発の事業化推進に係る多面的なサポートを実施した。 - 国内外のファンドや行政機関等とのネットワーク構築等の支援
医薬品申請について厚労省系支援機関のMEDISOやPMDAとの窓口とのネットワーキング、投資家の紹介などを行った他、県内ファンドに関する情報提供を行った。また評価委員会では沖縄振興開発金融公庫の新事業育成出資室の室長に評価委員へ加わっていただき、評価委員会にて金融機関の観点から補助事業者に資金調達に関するご意見・助言を頂いた。 - 商談会等におけるマッチング支援
「Bio Japan 2020」
令和2年10月14日(水)~16日(金)に開催された「Bio Japan 2020」(ライフサイエンス系企業の商談の場としては、国内最大の商談会)に参加し、株式会社AVSS及びRePHAGEN株式会社の事業紹介スペースを設け、多くの商談及びマッチング等を行った。内容は、シーズの導入から技術提携、企業アライアンスまで、様々な商談・ネットワーキングまで多種多様であった。 - 県内研究環境や制度等の情報提供
補助事業者に対し、研究開発及び事業化に向けた取組を加速させるため、以下の取組を実施●県内での研究室の増室に向けて、弊センターが指定管理業務を行う沖縄 ライフサイエンスセンターや、沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センターなどの情報
●県内での許認可関連で、沖縄県への申請に必要な【体外診断用医薬品の製造・販売の認可】手続きに関する情報
●県内での人材募集に関し、弊センターが運用する【沖縄バイオ人材マッチング】及び県内に事業所を有するバイオ系人材派遣会社、県内バイオ企業の人材状況などに関する情報
●その他、弊センター及び沖縄県産業振興公社など、県内で実施される研究開発補助事業や委託事業、ベンチャー支援事業に関する情報
評価委員会の開催
当該事業における研究開発を効果的に実施するため、県内外から5名の評価委員を委嘱し、2回の評価委員会を開催した。
・第1回 令和2年9月1日
・第2回 令和3年2月12日