先端医療産業開発拠点形成事業
※沖縄科学技術振興センターでの実施は、平成26年度をもって終了しました。
沖縄県委託事業 平成25~26年度
事業の概要
背景
沖縄県内では、これまで県の研究委託事業により県内民間医療機関においてヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針に基づき、再生医療・細胞治療が開始されました。再生医療・細胞治療については、次世代の治療方法として国内各地でその研究が進められ、現在、更なる再生医療・細胞治療の広がりと発展が求められています。
そのため、今後の沖縄県での再生医療産業を牽引すべく、琉球大学医学部の体制整備をはじめ、琉球大学医学部を中心とした県内医療機関および再生医療周辺企業との包括的な共同研究の推進、それに伴う再生医療に係る人材育成、ネットワーク構築の推進により、沖縄県の先端医療産業の開発拠点を形成することを目的としています。
同時に、再生医療関連法をふまえた、沖縄県の将来の再生医療・細胞治療分野における関連産業の集積を推進するため、再生医療の産業化に取り組む企業との共同研究を推進していきます。
「先端医療産業開発拠点形成事業」とそのねらい
沖縄21世紀ビジョンにおいては、「知的・産業クラスターの形成」を目的に、バイオ関連産業の集積を推進しているところであり、本事業では、再生医療の産業化に取り組む企業との共同研究を推進する基盤となる琉球大学医学部の体制の整備等を実施することにより、再生医療関連産業の集積を図ることを目的としています。
具体的には、以下により企業集積に向けた推進体制の最適化を行います。
①再生医療関連企業との共同研究に必要な機器の整備等
②再生医療関連企業との共同研究に必要な人材の育成
③大規模臨床研究や治験の効率化に向けた医療機関のネットワーク化等を推進
④再生医療関連企業と琉球大学医学部の共同研究等を推進