ATL対策研究拠点構築事業

※沖縄科学技術振興センターでの実施は、平成26年度をもって終了しました。

沖縄県委託事業『沖縄感染症医療研究ネットワーク基盤構築事業』　平成24年度～平成26年度

成人T細胞白血病（ATL）は、血液のガンである白血病の一種で、ヒトT細胞白血病ウィルス（HTLV-Ⅰ）の感染により発症します。

感染者は全世界で2,000万人、日本では約107万人以上いると推定されていますが、日本の感染者全体の約半数が南九州や沖縄に局在しています。

このような状況の中で、沖縄県においても平成24年度より琉球大学を中心に、ATLの予防・治療を目的とした基礎研究等の取り組みを始動しました。

本事業では、ATLの予防・治療を目的とした研究検査薬・臨床診断技術・新規医薬品の開発基盤形成を図り、沖縄県独自のATL研究拠点の構築を目指します。

同時に、県内でATL/HTLV-Ｉ関連セミナーやシンポジウム等を開催し、県民の皆様にATLについて広く知っていただくとともに、研究者や医療関係者のネットワークの構築を図ることによって沖縄県内のATL/HTLV-Ｉ研究をより充実発展させることを目的としています。

本事業では、公益財団法人沖縄科学技術振興センターを管理法人として、研究機関のコーディネート、事業推進および研究ネットワーク形成を行なっています。

研究開発では、下図に示す通り、沖縄県内外の５研究機関が、２つの研究開発課題について、分担して研究開発を行っています。

事業の円滑な推進を図るため、外部の専門家による研究推進委員会を年２回開催し、公正公平な立場での助言・アドバイスをいただきながら研究をすすめております。

平成26年度

平成25年度

平成24年度

沖縄県民のATL／HTLV-１に対する認知を高めること、および研究者や医療関系者間のネットワーク構築を図ることを目的に、セミナーやシンポジウムを開催しております。

平成26年度

「ＡＴＬシンポジウムin沖縄2015 ～身近な病気ATL（成人T細胞白血病）：その理解と克服に向って～」
開催予定
平成27年2月1日（日）　＠沖縄コンベンションセンター　会議棟A1　（参加者145名）
「ＡＴＬ研究セミナー」
平成26年9月19日（金）　＠琉球大学　医学部　臨床講義棟１階（参加者73名）

平成25年度